はじめに
はじめまして、ずみはると申す者です。
今回S16で最終228位、レート2037という自己ベスト順位を獲得したので記事にします。
初めて構築記事を書くので見づらいかもですがご容赦ください。
構築概要
レンタルご自由にどうぞ!使用感の感想くれるとめちゃくちゃ嬉しいです!
構築経緯
レギュレーションFは、トリルガチグマ、イエカシラ、天候パ、イダイトウといった、上から超火力をぶつけてくるギミック構築が増加し、無視できない数マッチングして負けがちだったので、それらのカウンターとして壁が有効ではないかと感じた。
1ターンで後続の耐久を2倍にでき、ミストフィールドで流行りの欠伸ガチグマや電磁波、毒菱をケアできる、アローラキュウコンが強いと思って採用。
壁からの積みエースとして、アロキュウの苦手な鋼に強く、速さ・火力・それなりの耐久を兼ね備えた剣舞炎オーガポンが使用感が良く、採用。
アロキュウは初手に挑発持ちを呼びやすく、打たれると一気に試合が終わってしまうため、後続から壁を張る展開が強いと感じた。初手要因として、ブリジュラスに強く、対面性能が高い欠伸真空波暁ガチグマを採用。
第2の初手要因として、初手のディンルーや受け構築を破壊でき、スタン選出をされた場合にも活躍ができるスケショ渦カイリューを採用。
ガチグマ、カイリューは初手テラスを強要されることが多く、こちらの炎ガポンをテラスさせたい場面で動かしづらさを感じた。また両者とも、電磁波挑発ジャポハバカミが重かったため、そこに勝てる、テラスを切らないで動かせる初手要因が欲しかった。そこでチョッキ水ウーラオスを採用。
最後に第2の積みエースとして、オオニューラ、最速率の高い岩水オーガポン、トドロクツキ、ラティといった、炎ガポンの上から高火力で殴るポケモンより早いエースが欲しかった。テラスの要らない水ウーラオスの介入もあったため、テラス前提の高速エースとして電気テラスパオジアンを採用し、構築が完成。
個体解説
調整元の構築記事は勝手ながら全て無断転載ですので、要望があれば削除いたします。
アローラキュウコン
175(212)-*-107(92)-102(4)-137(132)-151(68+)
HB: 雪下で陽気オーガポンの蔦棍棒確定耐え
HD: 臆病眼鏡カミのテラスムンフォ確定耐え
S: 最速ブリジュラス抜き
調整元: lig様 S15最終72位 九尾ライコラオス|lig
パルデアカプ・レヒレ。D振りの調整が神で、ほとんどの攻撃を一度耐え壁を展開することができた。アンコールでの起点回避が優秀で、壁を貼った後も腐ることがないのが良かった。ミストフィールドは使用機会が非常に多く、飛び交う電磁波に屈することを減らせ、ストレスフリーに戦うことができた。最初はゴツメで採用していたが5ターンは非常に短く、粘土にしたところ使用感がぐぐーんと上がった。アロキュウが壁構築のメタであるサイコファングパオジアンやウーラオスにタイプ相性上強い上、ギミック構築にも強い壁は刺さりが非常に良かったと感じた。
キョジオ入りや、受け系統以外にはほぼ選出をしていた。間違いなくMVPのパルデアの守り神。
炎オーガポン
179(188)-154(108)-111(52)-*-107(4)-165(156+)
HB: 特化水ウーラオスの水流連打+アクジェを93.86%で耐え、水テラ水流連打を96.68%で耐え
S: 最速ウーラオス抜き
A: 余り、H197B187ブリジュラスを+3テラス蔦棍棒で68.75%の乱数一発
壁貫通の水ウーラに最低限やれる程度に耐久に振り、余りは攻撃に割いた。ウッドホーンでの継戦能力が高く、絶妙な耐久を壁で底上げすることが非常に相性が良かった。剣舞を積めた時の勝率は非常に高く、壁+剣舞ができれば、ラス1から3タテすることも多々あった。岩石封じは炎への打点や、スケショや電磁波を考えたカイリューへの安定択となるため採用。Sラインは最速炎ガポンの使用率は高くないと見越して若干下げているが、普通に最速に当たりまくったので諸説。結局同速50%に勝たないといけないのが嫌だったので最速にはしなかった。無限にひるまされたので最速イーユイ抜きの素早さは欲しかったかも。
テラス無しでもタイプが優秀で活躍するため、選出画面でテラス権の選択に迷ったときはエースはガポンを選択していた。
暁ガチグマ
219(244)-*-141(4)-176(36+)-109(188)-77(36)
HD: C187カミの眼鏡テラスムンフォを確定耐え、ガチグマの特化テラスブラムンを62.5%で耐え
S: 最低限のミラー意識(ごくたまに抜ける)
調整元: haruya様 [ポケモンSV シングル S15]猫ミーム[最終80位 R2127]|haruya
初手置きとして強く、テラスを切ることでほとんどのポケモンに勝つことができた。欠伸は起点阻止ができたり、眠らせてから剣舞をすることもできたりと立ち回りの幅を広げることができた技だった。対面性能を重視して、月の光ではなく真空波を採用。残飯が見えた時点で月の光が警戒され、真空波が警戒されないことも多かったため、使用感が良かった。Sはガチグマミラーで抜けることの方が珍しかったため(特にチョッキ)、4振りにしてDに割いても良かった。
テラスをしなくてもある程度の攻撃は耐えるため、困ったときは初手置きで問題ない。
カイリュー
167(4)-204(252+)-115-*-120-132(252)
ミラー意識でAS
調整元: シグマ様 https://youtu.be/d-Q9VqH6shE?si=K0CrUVNbz-7-Oq5C
ハイブリッドスケショ渦カイリュー。この構築はステロを非常に呼ぶ構築で頻繁に選出される初手のディンルーやカバを嵌めていた。受けの破壊もすることができるが、選出画面にいた受けポケが選出されず、スタンの選出がされた場合にも仕事ができるのが強かった。初手ハバカミ等のテラスが刺さる場面では積極的に切っていた。相性微妙な初手カイリュー・パオジアンに対しては、アロキュウ引きのムーブが強く、テラスを見たり裏から壁エースとして活躍をさせる展開も強かった。
中盤は初手置きをよくして1人で相手をボコした試合も多かったが、ほぼテラスを強要されるのが微妙と感じ、終盤は受け以外にはあまり選出していなかった。
水ウーラオス
201(204)-200(252+)-121(4)-*-86(44)-118(4)
HD: ガチグマの特化テラスブラムンを確定耐え、特化ハバカミのムンフォを最高乱数以外耐え、C175カミまでのムンフォ+ジャポダメージを確定耐え
HB: 特化パオのサイコファング+不意打ちを91.02%で耐え
A: ぶっぱ
Dカチカチウーラオス。最初はタスキで使っていたが、ジャポカミに勝てずボコされてたため、チョッキでの採用。ジャポブリジュラスも同時に対策できる。チョッキは相手の計算を狂わせることができ、ウーラが削れていた際の計算をずらしたり、少ない体力であってもテラスを切ることでハバカミにカウンターができたりと強かった。H振りも生きる機会が多く、物理に対する性能も向上させることができた。テラスはラティやイエカシラにも強く出れる鋼での採用。初手テラスの動きも弱くはないが、裏のウーラオスや炎ガポンに隙を見せる点には注意。初手テラスしたい場合、毒も一考。頑丈ブリジュラスをアクジェで縛れるように、ドレパンではなくインファを採用した。
ほぼ選出されるハバカミにテラスなしで強いのが気に入り、後半はこいつばっか初手に出していた。ただし眼鏡やスカーフテラスムンフォカミに倒された場面もあったため、過信は禁物。テラスとも相性が良く、こいつが壁を受けてエースとなり得る展開もちらほらあった。相手にテラスを強要させる性能もあって強く、この構築の裏エース。
パオジアン
171(124)-171(244)-100-85(-)-85-190(140+)
S: 最速オオニューラ抜き
C: C0
調整元: ひだかドラピオン様 【ポケモンSV】 世界は可愛く出来ている 【S15最終37位/91位】|ひだかドラピオン
つよくてかっこいいパオジアン。トドロクツキ、オオニューラ、準速パオを抜きたかったため陽気での採用。壁との相性は悪くなく、上振れ要素もあるため弱くはなかったが(むしろ超強い)、ガポンと共にステロが抜群な点や、壁込みでもゴリ押されやすい点で、補完のエースとして最適だったかは諸説。炎ガポンとパオのどちらをエースとするか、選出の最適化がまだできていなかったと感じた。キュウコンとは氷タイプが被っているが、雪でBが上がったり、飛んでくるサイコファングを無効化できるという気持ち程度のシナジーはある。
パーティの動かし方
基本選出
初手要因: oror
+
+
エース: or
初手要因の選び方
基本: ガチグマ
ディンルーやカバ、水ポン入り: カイリュー
特にエースにテラスを切りたい場合: 水ウーラオス
この選び方は自分でもあんまり分かってないです()
立ち回り
- 初手要因で1-1交換以上を目指す or テラスを切らせる
- キュウコンで壁展開
- エースで無双
基本は上記の動きによる勝利ルートを目指します。この動きができれば理想ですが、もちろんできないことの方が多いです。
このパーティの強さは、初手要因でも壁でエースになり得るスペックがあることだと思っています。そのため、初手の不利対面によってはキュウコンバックして壁展開をするという選択も重要です。
自分がやってた立ち回り例)
初手テラスでスケショを打ってもよいが、相手の行動はテラススケショや妖テラス電磁波が考えられ、裏目になる可能性がある。アイヘが飛んでくることはまずないので、キュウコンに引き、ベールorアンコールを試みる。
このパーティステロ重すぎだろ!!!と思った方がいると思います(抜群×4)。その通りです^^。実際超高確率で撒かれました。ですが、刺さりすぎているがあまり初手頑丈ブリジュラスで無理矢理ステロだけ撒いて散るという動きをされることもあります。その展開は上記の1-1交換以上を達成できているので意外と悪くなかったりします。相手の2体目に対してテラスを切って勝ち、ラスト1-3の状況ができることもよくありました。
キュウコンのアンコールは使用が難しく、取れる択が想像以上に増えます。ですが、この技の最善手を取ることでこの構築は真価を発揮すると思っています。例えば以下のような動きが理想です。
自分:キュウコン、相手:ブリジュラス
前のターン:ベール→ラスカ→8割削られる
このターン:アンコール→ラスカ→落とされる
次のターン:オーガポン出し→剣舞
アンコールは警戒されがちなので、アンコールを打ったタイミングで相手に交代され、キュウコンがワンパンされるリスクがある場合、ベールを張るようにしていました。上位帯では、相手が交換を繰り返し、壁ターンをいなされることも多かったです。
立ち回り難度は高いですが、決まれば壁は強力で、どんな相手にも勝てる戦術となっています。自分もまだまだ練度不足で、最適化の余地ありです。
きつかったポケモン
- 最速ガポン
- 水ウーラオス
- 電磁波鉄壁ブリジュラス
- キュウコンでアンコールできれば勝てますが、電磁波でS逆転されてしまうと結構厳しいです。
- オオニューラ
- 後発の挑発持ち
- 挑発持ちは1番手に来てもらって倒す想定なので、後発に来られてベール止められるとしんどいです。2番手のブエナカミが挑発持ってたりすると泡吹きます。
- 実際は一番手に投げられることが圧倒的に多かったです。
結果
TN: ずみしゅん
最終&最高レート: 2037
隙自語
このパーティは、3/31の昼まで勝率8割を誇っていたパーティでした。連勝を続け2037までレートを更新し続けました。サブもレート2020程度あり、有頂天になって最終日オールでレート更新に臨みましたが、最終日の勝率は5割を切り、サブが溶けて気力を失い途中で断念をしました。
自分は最終日をガチるのは初めての経験でしたが、最終日は勝利の流れを掴めず、今までの環境とは違う魔境だということが思い知らされました。勝率が低かった原因を振り返ると、もちろんマッチングするポケモンの型との噛み合わせが悪かったことも一因にありますが、「立ち回り」でも述べたように、アンコールによる想像以上の選択肢の多さがあり、使用難易度が高かったことが原因ではないかと思います。最終日付近はほぼ毎日深夜までずっとポケモンしてましたが、睡眠不足に陥ってパフォーマンスが落ち、無意識にできていた最善手を取るプレイングが、最終日はできなかったと振り返ります。
構築単位の欠点としては、対処法が知られたのか、後半水ウーラオスを度々投げられるようになったことも考えられます。対策として最終日はカイリュー→スカーフラティオスにして潜っていました。勝率は上がらなかったものの、環境への刺さりは悪くなく、可能性を感じるポケモンだと思いました。
おわりに
自己最高順位を達成できたことが非常に嬉しいです。最終日は振るわなかったですが、潜ったという経験をしたと前向きに捉え、この経験を生かして精進していきたいと思います。
今日から睡眠不足を解消するため、ポケモンSleepを始めたいと思います。
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Youtubeをやっています!この構築の最終日対戦の動画をアップするので是非見にきてください!普段配信メインで活動しているので、よろしければ見に来てください!
動かし方の動画です!